処遇改善・特定処遇改善・ベースアップ加算について
 

      □介護職員処遇改善加算の要件について

・介護職員の基本給等の引き上げ

(引き上げ幅は、年齢、資格、経験、技能、勤務成績等を考慮して各人ごとに決定)

 賃金改善を行う賃金項目として手当、一時金を予定する。

 処遇改善加算金を、処遇手当として月の給与に足して支給し、一時金も併用する

・介護職員の任用における職位、職責又は職務内容等の要件を定めている。

資質向上のための計画に沿って、研修機会の提供又は技術指導等を実施するとともに、介護職員の能力評価を行う。

・経験・技能のある介護職員の考え方

次の条件を満たす介護職員を「経験・技能のある介護職員」とし、技能、勤務成績等を考慮して決定する

1.介護職員として勤続10年以上(他法人における実務経験を含む)
 
2.介護福祉士の資格を有する者

3.介護福祉士であり、通算10年以上勤続の者とするが、10年以上でなくても業務や技能を勘案し対象とする


□介護職員特定処遇改善加算の要件について

・特定処遇改善加算

(引き上げ幅は、年齢、資格、経験、技能、勤務成績等を考慮して各人ごとに決定)

経験・技能のある介護職員 月額賃金 及び 一時金で支給


□ベースアップ等支援加算

・ベースアップ等支援加算手当を新設し一時金と併用して支給する

(引上げ幅は、年齢、資格、経験、技能、勤務成績等を考慮して各人ごとに決定する)


■職場環境要件

<入職促進に向けた取り組み>

他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築


<資質の向上やキャリアアップに向けた支援>

働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対する認知症ケア、

中堅職員に対する実践者研修、マネジメント研修の受講支援等


<多様な働き方の支援>

職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備


<心身の健康管理>

事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備


<業務改善の取り組み>

高齢者の活躍等による役割分担の明確化

<やりがい・働きがいの醸成>

ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善